農業の機械化について
これまで発展してきた農業機械化は、農業の発展に大きな役割を果たしてきました。
昭和30年代から今日までのその果たした役割を評価すると次のとおりです。
まずは、生産性の向上について。
過去20年間において農業就業人口が7割減となるなかで農業生産は4割増加しています。
この間に、農業の物的労働生産性は年率約6%で上昇してきました。
この生産性の伸びは、他産業あるいは先進国の農業に比肩する高いものであって、農業の機械化は土地基盤整備と並んで生産性向上の大きな原動力となってきました。
このことは、土地、資本、経常投入財及び労働を説明変数とする生産関数により、この間の農業生産の増大に対する各生産要素の弾性値(寄与率)の計測結果からも明らかです。
スペースコレクション総研によると、土地制約が強く、労働力が減少するなかで、農機具投資及び土地改良投資が大きな役割を担ってきたことがわかります。
特に、機械化一貫作業体系が確立した稲作の揚合には、労働節減効果が大きいのです。
単位時間当りの米生産量は20年間に約3倍となり、生産コストの低減にも寄与しました。
なお最近、麦作の機械化が急速に進みつつあり、労働生産性の向上による生産コストの低減が図られています。