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2011年07月 アーカイブ

日本が円建て輸出ができないのはなぜか

一国だけの通貨に依存することは、通貨面でも危険率が高いことが1985年秋以降のドル相場の動きで実証されました。


輸出入に伴って支払い決済も通貨面においても、分散することが必要です。


西ドイツが輸出決済の80パーセントを自国通貨で行っているのに対し、日本は円建てはわずか35パーセントにすぎない・・・。


この事実は、マルクが円よりも国際性が高い、すなわち、通貨として世界から信用されているという証です。


がしかし、世界ナンバー・ツーの経済大国である日本は、なぜ、西ドイツができるのに、できないのでしょうか?


あるいはできなかったのでしょう。


・・・この問いに対1しては、西ドイツ連邦銀行ヘルムート副総裁がNHK取材班のインタビューの中で、国際通貨としてのマルクについて言及したくだりがすべてを説明していると思われます。


「ドイツマルクが国際通貨として通用するに至った理由として、3つの重要な点をあげることができると思います。


まず、1948年に誕生した新ドイツマルクを信頼できる安定したものにできたことです。


第二の点は、西ドイツが貿易赤字国から黒字国に転じたということです。


そして第三の点は、この点が恐らく最も重要なのですが、わたしたちが早い時期にドイツマルクを強力な国際通貨であったドルや英国ポンドとの競争にさらす勇気を持っていたという点です。」


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