集団安全保障の仕組み
私たちが憲章に接するときは、原則性と柔軟性を併せ持って臨む必要があることが理解されるのではないでしょうか。
さて、国連の活動のもっとも中心的なものは、いうまでもなく、国際の平和と安全を維持するための機能です。
・・・ここではまず、全体としての仕組みについて理解を深めるために、国連創設に中心的役割を果たしたアメリカがどういう構想を持っていたか・・・
そしてその構想は現実の憲章の規定が生まれるなかでどのように生かされたかという点を見ておきましょう。
ある研究者の分析の結果を借りますと、当時のアメリカの認識は、だいたい4つのポイントがあったといわれます。
まず最初のポイントは、第二次世界大戦が終ってからの世界の軍事力は、ひと握りの大国の手に集中するであろうという認識があったということです。
したがってアメリカとしては、そういう現実から出発したのだということです。